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Nessun doruma
なんのことかおわかりでしょうか^^

最近やたらと耳にするメロディの原曲名です。

日本語名、『誰も寝てはならぬ』 

イタリアの作曲家プッチーニの最後のオペラ、トゥーランドットの2幕に、テノール歌手が歌うアリアで、

トリノ五輪で荒川静香選手がフリーの演技に使用したことで一躍有名になった曲です。


この曲、昔、ネスカフェのCMで使われましたね。錦織健がマリア像に向かって歌ってたシーン。
ま、あれは歌ってる途中から♪ダバダァ~♪に変わりましたが(笑)


この、誰も寝てはならぬという曲、声楽界では昔から超有名で、テノール歌手の代名詞とも言える曲なんです。
有名なテノール歌手のコンサートなどでは、たいてい一番最後に歌われる曲で、聴衆の半分はこれを聴きにきたといっても過言ではありません。

一番最後にかなり高い音でのロングで締めくくりますので、これを外す(いい声が出ない)と、もはやブーイングの世界。技術的にもかなり難度の高いアリアです。
要は、「トップクラスの歌手しか歌ってはいけない」というアリアですね。
高い音と言ってもピンとこないかもしれませんので、具体的に説明すると・・
最後の言葉、ビンチェーロ(勝利だ)の、チェの部分が一番高く、h(シ)の音なんですね。
さらに具体例を出しますと、これと同じ音が登場する男性ポピュラーソングに、
クリスタルキングの大都会の、♪ア~ア~~~~~ や、
Xのエンドレスレインの中から、♪With out you~~~なんかがあげられます(笑)
そう、随分高い音なのですが、あれを大迫力の声楽ボイスで出すのはほんの限られた声帯を持ち訓練された人だけなんですね。

では一体、オペラの中でどんな情熱的な、感動的なシーンで歌われているのか、ご存じでしょうか。

絶世の美女、トゥーランドット姫に求愛してるシーンでしょうか、
聴衆の前で高らかに歌い上げてるのでしょうか。

実は、そのどちらでもなく、
オペラの中では、あのアリア、ただの独り言として歌うシーンなのです(笑)

機会があればオペラを見てください。今、レンタル店でもちょくちょく見かけます。このオペラのDVDを。
今まではレンタルさえされてなかったのに、今はすごい売れ行きなんだとか。
オペラといえば、よくあって音楽だけのCD、それも、カルメン、蝶々夫人、フィガロの結婚、椿姫 ・・・くらいがあればいいところだったのに。
さも日本人らしい現象です。

でも、いいオペラです。基本的にプッチーニオペラは風も大好きなんだけど、
このトゥーランドットも最高です。

このオペラには、奴隷という身分の女性、「リュウ」という名の女性が登場します。このリュウがすっごくいいです。感動はこのリュウが与えてくれます。
舞台は中世の北京。戦争に負け国を滅ぼされ、追われるように逃亡の旅を続けた国王とその息子カラフ。そしてリュウ。ここでもリュウの存在は絶妙です。
旅の最中に氷のような冷血だがそのあまりの美しさにすべての男が心を奪われるというトゥーランドット姫がいる国に出くわす。
カラフも例外無く惚れてしまうが、姫と結婚するには3つの謎を解かねばならない。
ひとつでも間違えると処刑されるという無茶苦茶な条件に挑む男達の中にカラフが名乗りをあげる。
見事にカラフは三つの謎を解くが、姫は結婚に応じようとしない。
この時点で姫は明らかに契約違反なのですが・・・^^;
カラフは、では私の名前を明日までに当てよ、もし当てたら私は処刑されてもかまわない、しかし当てられなかったら結婚を。。
と、これまたはちゃめちゃな話を持ちかける。
姫は国中に「今夜は誰も寝ずにこの男の名前を調べるように」と命令するが、調べる手がかりもなくカラフの勝利は近づいてくる。
このときにあのアリアをカラフが歌うんだけど。。
結局、姫の手下は体の不自由な国王やリュウに名を吐かせようと拷問する。しかししゃべらない国王とリュウ。結局国王とリュウは殺されてしまう。殺される前に歌うリュウのアリアは、風はいつ聞いても涙がでます。
で、誰も名を当てることができなかったってことでカラフは勝利・・・かと思われた時、カラフは自ら自分の名を姫に打ち明ける。まだ制限時間は残されてるのに。姫はこれで喜ぶ。
しかし、姫は心の中の異変に気づく。そう、いつしか、カラフに恋をしてしまっていた。
そして裁定の時。姫が名を当てればカラフは処刑、わからなければ結婚という、現世ではあり得ない状況が訪れます。
姫は王子の名前を「ラモール(愛)」と答える。
で、姫とカラフは結婚する・・・・というハッピーエンド?なんだけど・・・ 
けっこうアホな・・いや、いいお話です。。
よく考えれば、自分の父と命をかけて自分を慕い続けてくれたリュウが殺されたのに、それを命令した主犯と結婚する最低な男ですが・・・

しかし、奴隷役がこんなに大役を演じるオペラってなかなか無い。


ま、一度ごらんになられてもいいんでないかと思います。

1幕から壮大な音楽に度肝抜かれます。
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