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ああ、北鎌尾根 vol.3
コメントは無いものの、アクセスカウンタが急激に伸びてるのに多少尻込みしてますが・・・(苦笑)

ま、お叱りを受けない程度の文章で一応完結にしておきたいと思います^^;


さて、撤退を決めると未練が残るといけないのでさっさと下りに入ります。
登ってきたルートを忠実に下り返してますと、ほどなく単独の男性が登ってくるのが見えました。
昨日のババ平(槍沢のテン場)以来です。人に会うのは^^;

聞くところによると彼は昨晩は貧乏沢出合に幕営してあがってきたんだとか。時間的にはちょっと遅いか?と思いましたが、「なんとか槍までは行けると思います」と行って登っていきました。
いいペースだし歩き方も上手そうだったので大丈夫かな。でも稜線上はガスと雨で真っ白だよ~
一瞬、彼も行くんだしもう一度トライしようかという考えが頭を過ぎりました。ダメですね。思いっきり未練たっぷりです(汗)

下りは登りより多少スピードが速いものの、雨も本降りになっており滑りやすい下降が続きます。一カ所、中流部の雪渓を高巻きした部分、下りに使うのはかなり骨が折れました。
登りの時には感じなかった高度感と、雨で濡れた草付きがとても微妙なあんばいで・・・^^;
これを通過して数分後、この雪渓のスノーブリッジの下部半分の屋根が崩れました。
あとは水量の増えた沢をズンズン下り、12:00ようやく出合到着。
テントが一張りありました。この人達はハナっから偵察の為に来ていたらしく、ここに一泊して明日帰るんだとか。来月のトライらしいです。

ここから天上沢を登り水俣乗越に向かえば、日没までには西岳ヒュッテか槍沢ロッジには着けそうです。
ただ、さらに強くなる雨、ガスで隠れてる東鎌尾根。出合に降りて切れた緊張感。
等々の理由から、この日はここでもう一泊することにしました。

雨はほとんどやまず。靴は中まで濡れており、服も合羽もボトボト。
なんとも不快な状態で翌朝までの約16時間を過ごすこととなりました。。。

7/16(日)

濡れたテント内ではなかなか熟睡など出来ず、何度も目を覚ましながら迎えた翌朝。
相変わらずテントをたたく雨音はとぎれず。結局昨日から一度も雨はあがることが無く、出発時もしっかり降っておりました。
α米と粉末スープ、クラッカーを朝食にし、ちょっとのんびりコーヒーも飲んで、パッキング。
最後にテントをたたんで5:00出発。
昨日の夕方に到着した男女4人組。テントに明かりはついているが、どうするんだろう。出発するのかな。引き返すのかな。
女性陣は初北鎌で、昨日少しだけ会話したけど、僕らの撤退を聞いたとたんにかなり不安げな顔してました。
朝の北鎌沢。昨日僕らが登った時とは比べものにならないほど増水しております。
右俣出合付近では、左股から水が流れておりその上部の右俣は一旦水が切れていたのですが、そこもしっかり水流が出来てます。
今日行く人は大天井組も含めて数パーティいるだろうけど、無理せずにがんばってほしいと思いながら・・・

さて、天上沢の水も随分増えました。一昨日降りてきたルートが水に隠れて通れない箇所がたくさん。嫁は景色が変わって見えたのか、「ちょっとー!ルートあってるのー?」と何度も大声で風に聞いてました。確かに下りはもっと楽に歩いてましたから、そう思うのも仕方ありません。。

雪渓の末端まで来るとようやく嫁もルートが間違ってなかったことが解ったようで^^;、アイゼンを装着します。
P1010093a.jpg


ここもとっとと上に見える水俣乗越へ向かいます。
写真だとけっこうなだらかに見えますね。最後はピッケルがなかったのでジグザグにトレースしてました。

いよいよ雪渓の上端に近づいた時、あり得ないような出来事が起こります。。

上で「ドンッ」と小さな音。すぐに顔をあげますと、20cmくらいの落石です。
この雪渓にはごろごろと石が転がってますので、落石があるんだなくらいは解ってましたので注意を払っていましたが、さすがに上から落ちてくるとビビリます、、
そこそこ傾斜があるので、滑ったら滑落停止できる道具が無いので、嫌なことになります。。
自分の横を落石が通過、すぐに数十メートル下を歩く嫁にも知らせます。
無事に通過。。。

と思いきや、次の落石!そしてその数秒後にまた次の!! 
えーー!!また次の落石!!なんでこんな一気に落ちてくるんじゃぁーー!!!
それも手頃な大きさの石ばっかり!!!

慌てて雪渓から外れ、左のガレ場の方にルートを変えました。。

そして乗越の直下まで登った時に気付きます。
なんと、落石の原因は「」でした。。。 奴ら、私たちを攻撃していたのです。

こればっかりはどの先人のレポにも書いてなかったので想定の範囲外でした。。。

嫌ですよね・・・ 
「32歳会社員、北アルプスで猿に石をぶつけられ遭難」

8:15、ようやく一般ルートの東鎌尾根の上に出ました。猿はみたところゆうに30匹以上はいてそうです。キーキーと我々を威嚇してますが、そのうち飽きたのか、みなさん、退散されました^^;

あとは国道です。歩き慣れた道をかみしめながら上高地へ下山しましたとさ。。。


総括・・・と言っても尾根を歩いたわけではありませんので特に残す言葉も無いのすが、あこがれの北鎌尾根はもう少しあこがれる時間を与えてくれたってところでしょうか^^;
天気待ちに数年を費やして北鎌をやったという人の話も聞きましたが、なるほどな・・です。
次に仕事で休みが取れる時がきたら、迷わず北鎌を計画するでしょう。
高気圧と北鎌はセットということで(笑)
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おサルさんたちの手荒い歓迎
もしもし・・・

私が猿と同列になってるのは、気のせいでしょうか・・・・



猿がわんさかいる尾根にあがったとき、くやしかったので、猿に見えるようにしてカロリーメイトをさぞ美味しそうに食べてやりました(笑)

「襲いかかってきたらストックで追い払えよ」と嫁に指示をしてからですが(爆)
かぜ | URL | 2006/07/21/Fri 11:45 [EDIT]
あいにくの天候だったようですがご無事でなによりです。

さるの攻撃は
嫁様の取り合いなのか縄張り争いなのか・・?

みねるば | URL | 2006/07/21/Fri 11:26 [EDIT]
縄張り争いに 1票(笑)


無事なご帰還で よかったです。
今度は 天候も味方にして 是非 再チャレンジしてくださいね
とこ ちゃん | URL | 2006/07/21/Fri 09:48 [EDIT]
情景が目に見える楽しい山行記おもしろかったです
山と渓谷あたりに掲載しても十分イケルんじゃないでしょうか


でも、、、おサルさんたちの手荒い歓迎は

「なんじゃ、なんじゃ、人間のべっぴんさんなんか連れてきて~」というやっかみか、、

はたまた

「なんじゃ、なんじゃ、、西のサルがなにしに来たんじゃあ~」っていう単なる縄張り争いか、、、

どっちでしょうか(笑)

ヨメ&Aさんファン | URL | 2006/07/21/Fri 08:43 [EDIT]

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