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孤高の人
嫁の叔母は60代半ばのうるさい大阪のおばちゃんです。

別にこのおばちゃんが「実は孤高の人」という、そんな記事ではありませんので^^;

風も結婚した時に顔を合わせただけでそれ以来ほとんど顔を合わせることも無かったのだけど、昨年の今頃、嫁のおばあちゃんが亡くなった時にその叔母さんをよく知ることになりました。

おばあちゃんは90代にて「老衰」での死。寂しさは残るものの、だれもが「大往生だったね」と口をそろえる、穏やかな死でした。。
それだけに、通夜、告別式は悲壮なものではなく、親族が一斉に集まる賑やかな催し物という雰囲気さえありました。みなさん、久しぶりに会った親族と思い出話やら近況報告が止めどなく続いていた、温かい2日間だったでしょう。

その時、冒頭のおばちゃんと、特によくしゃべることになったのが、風なんです。

というのは、このおばちゃん、中高年の登山ブームにがっぷり四つで組んでしまってるのです^^;

見るからに、体力はありません
だれもが認める、わがままです。
文句を言わせれば止まりません
トレーニングは嫌いです。。
衣装(登山着)は高級です^^;

もう、これ以上ないくらいに、批判される対象にジャストミートな中高年登山のおばちゃんなのです(苦笑)

大企業で働いていた旦那さんが10年前に他界、遺族年金や保険金で何不自由なく暮らして、趣味を持とうとして始めた登山。
一番下の息子さんがまだ独身で風と同い年になるんですが、その息子さんから、実ははっきり言われました。
「風さん、母親の登山を、辞めるように言ってもらえないでしょうか?」
。。。
そう、素人が聞いても、危なっかしくて仕方がないのです。
もちろん、山をやってる風に言わせれば、言語道断の行為を重ねておられる模様です。

ま、長くなっちゃうんだけど、そのうちのいくつかを。

○「いつも小屋に着くのが遅くなってね~^^ この前も小屋の人に怒られちゃった(笑)」←言い方が完全に武勇伝です。

○「今度ね、ちょっと難しいけど○○を縦走しようと思ってるんよ~ ん?危険?ああ、大丈夫、そこを何度も行ってる人が一緒に来てくれるから^^」←事故を引き起こす最多パターンです。。

危険と隣り合わせという発言だけを取り上げてますが、実際には、登山者の風上にもおけない無礼で滑稽な発言も多々あります^^;

しかし、北アルプスでは、涸沢ヒュッテ・燕岳・白馬大雪渓・立山三山、等の有名な箇所を(連れられ登山ですが)ちゃんと歩いておられ、さらには、ヒマラヤアンナプルナ山域となる、プーンヒル(標高3100m、アンナプルナの山並みを眺める絶好の展望台です)にも行ってる。
人が聞けば、「北アルプスとヒマラヤに登ってる人」なのです(笑) そう、風と一緒^^;

散々、山の危険、さらには中高年がどれだけ山の上では危険にさらされているかということを説きましたが、その時は完全に聞き流しておられました。。。


が、一昨日のことです。
(おい、やっとこれから本題か!というお叱りはもう慣れましたので反省に至りません^^;)

火曜日はバドも無くゆったりとした日。ジョギングも朝からしたし、帰宅後はご飯食べて焼酎飲んで、先週録画した阿部寛と黒木瞳のドラマ見て・・・と思ってました。

が、帰宅すると、来客が。

そう、そのおばちゃんです。

なんでも、香住から昨日帰ってきてカニをお裾分けだとか。

で、3人で鍋です。。

おばちゃん、何し来たのかな・・・というのがどうも不思議だったので、嫁に聞いてみますと、
嫁「孤高の人を読んだらしいねん。感動してんけど、わからんことがいっぱいあったし、その感動を分け合える話し相手もおらんから、来たんやってさ。」
だそうです。
「孤高の人」とは山岳小説の王様とも言える新田次郎の作品で、実在した「単独行の加藤文太郎」をモデルに書いた小説です。
ヒマラヤを目指した彼が、願い叶わぬまま厳冬期の槍ヶ岳北鎌尾根にてその生涯を閉じてしまう、壮大な小説。たしかに心に残る大作です。

そうです。あの孤高の人の最期の舞台になった「槍ヶ岳北鎌尾根」を風夫妻が踏破したことに、一筋ならぬ興味?を覚えておられたわけです。

自分も、あの北鎌尾根に触れてみることは出来ないだろうか

これが「本日のお題」だったわけです^^;

っていうか、おばちゃん、槍ヶ岳さえも行ったこと無いんでしょ・・・(決して行くことを勧めはしないが・・)

数時間後にやっと「北鎌は無理です」ということを理解してもらえました。
ついでに、山がどれだけ危険であるか、特に体力が乏しい人が山に入った場合、どれだけ危険度が増すか、ちょっとしつこいくらいに話させてもらいました。

 普段、家では息子に「危険だから山に行くな」と怒られ、その鬱憤を息子の嫁にぶつけてるという、このおばちゃん(笑)、家庭内では多少のストレスがあったのでしょう。
この日はよく食べてよく飲んでよくしゃべって・・・・
午後10過ぎ、その息子さんが車で迎えに来てくれました。

風からも風嫁からも散々注意を受ける結果となったこのおばちゃんの風家訪問でしたが、それでも山の話をいっぱい出来たみたいで嬉しかったようでした。

そういえば、以前見知らぬおじさんが山で知り合って本当に我が家に遊びに来たよなぁ・・・

中高年の登山者は、もしかしたら登山そのものと同じくらい、山の話に飢えているのかもしれないね。
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Comment

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「神々の山嶺」を読んでもらって、

エベレスト南西壁に連れて行こかと。^^;
kaze | URL | 2006/11/30/Thu 13:08 [EDIT]
そのおんとしで、孤高の人を読んで感動したというですから、、オオメに見てあげましょう、、

ついでに 銀嶺の人 を読んでいただいて、、一緒に富士山に行ってさしあげたら、、、、(笑)

ふふ | URL | 2006/11/30/Thu 12:58 [EDIT]

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