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風 プチ遭難^^;
軽々しく遭難という言葉を使うのは好ましくないかも知れませんが、
難に遭うという意味では、まさにその通りでした。。。


それにしても、薄曇りながら空気は乾いていて気持ちのいい天気です。
なんと言っても、冬場は吹き抜け地獄のような風の通り道となる明神平が無風なのです。
ランチを食べる姿などまるでピクニック^^
以前、雪深い時期にココに来て、登ったころには猛吹雪、ストーブを出すことも無くコーヒーを飲むことも無く、そそくさと逃げるように下山したことがあります。
あれ、考えればほぼ同じ時期なんですよね。
大峰の山々もしっかり見れたし、大満足のランチタイムとなっておりました。
どうやら、2007は雨から縁遠い周りの年となる模様です^^(と、信じたい・・) 

さて、あまりゆっくりもしてられません。
13時過ぎ、明神平を出発しました。
登山地図によると、薊岳までは1時間10分、そこから大又に下山するまで1時間40分。
さっさと歩いても、下山は16時にはなってしまいそうです。さらに駐車場まで林道を1時間ほど登り返さないといけないのですが、これは車道なので日没になっても問題無し。
でも、大又に下山する時間は16時半が限度でしょう。
薄暗くなると山中はかなり視界が悪くなり、さらに奈良の吉野と言えば密集した杉林で有名です。
日が傾くと一気に真っ暗になってしまいます。

上に挙げた歩行タイムはあくまで夏道の話。雪が少ないと言えども尾根づたいは20~30cmの積雪がありますので、+αを考えないといけません。

要は、ゆっくりランチし過ぎたのです^^;


前山に登り、あとは楽しい尾根縦走です。時間が迫ってると言えどもやはり景色を見ながら尾根を歩くのは気持ちいいものです。
明神平から薊岳をピストンして帰ってきた人と会い、
『これから往復されるんですか?』
「いえ、そのまま大又に下山します」
『そうですか。お車ですか?』
「ええ、大又林道の上の駐車場に停めて明神平にあがってきました」
『じゃ、下山後林道を登り返して車に?』
「はい。」
『林道で日没かもしれないですね、ヘッデンは?』
「持ってます。」
『じゃ、大丈夫ですかね。お気を付けて』
「ありがとうございます^^」

なんて会話もあり、
まあ、登山地図のコースタイムほどはいつもかからないし、標高1000m付近からは雪無いし、なんだかんだ言って後半ガンガン飛ばして日没までに車に着くつもりでいてました。

薊岳(1406m)に到着です。
ここがなんでイイか、着いたらすぐにわかりました。
割と切り立った尾根ピークで、大峰・大台方面に木など遮る物が無く、大展望なんですね。また、切り立ってる分、高度感もあり広く無いもののいいピークです。
0121-9.jpg

残念ながら大峰は少し雲がかかり始めて見えませんでした。
上空は少し雲が厚くなり始め、雪になりそうな雰囲気。
休憩もほとんどせずに下山開始しました。

この時点で14:30です。

これまでの縦走路はハイキングコースだったのに、ここから随分スリルのあるコースが続きます。
ちょっと難度があがります。
尾根上を歩きながら少しずつ高度を下げていきますと、薊岳から約1時間、大鏡池というところに到着。

そのまま尾根沿いにルートがあったので小さな看板を見逃すところでした。
足下に小さく「→大鏡池・大又」とありました。こちらですね。
少し歩くと池が見えました。氷っていて真っ白です。
0121-10.jpg

池の向こう側には祠があり、ちょっとした歩道がついています。
せっかくなので祠に行きたいのだけど、そこに通ずるルートがありません。
随分木が伐採されてましたので、その上を越えてとりあえず祠へ行きました。

15:30 ちょっと急ぎましょう。。
で、手早く写真なんかを撮って、ルート復帰です。

が、杉林の中、ルートを見失いました。。。。

と、そこらじゅうに白いヒモ?のようなものが杉の木に巻き付けてあるのです。
これがルート案内のヒモか?違うのか?と悩んでおりましたが、どうやらトレースも無いことからこれはルートでは無いと判断。
ここですぐに稜線復帰することにしました。
さっき稜線沿いに降りてきて分岐でこちらに来たとき、稜線をそのまま進むルートがあったので、あれが正規ルートだと考えたのです。

祠と稜線の間には、同じような行動を取ったであろう足跡がたくさん。。
稜線に戻ると、やはり道がありました。

さて、ここからさらに尾根沿いを下ります・・・が、さらに難度はあがる一方。
倒木がルートを阻み、道しるべが極端に少なくてすぐに見失い、人の足跡を見つけて稜線から外れないように慎重にくだります。
時にはかなりの藪こぎを強いられ・・・

「この難度・・・・おかしいよな?」と思うようになったのは池からさらに1時間ほど下った頃でした。
なんでそこまでそう思わなかったかというと、カラー杭が打ち込んであったり、木にカラーテープが巻いてあったり、さらには真新しいトレースがあるのです。

尾根がいよいよ終わり、地形的には沢に向かって急降下する状態となりました。
ズルズルと滑り落ちて行くのを、杉の木にぶつかりながら体を止める・・・というような馬鹿難しい下降が続きます。

風、ようやく確信が持てました。
池からこれまでにあった目印が、全て林業従事者のための仕事道のマークであり、
トレースは同じように間違っちゃった登山者のものだということが。。

そして、リミットとしていた16:30になってしまったのです。
薄暗くて急傾斜の杉林の中で。。。。(ToT)

無言で必死について来ていた嫁も、けっこうキツそうだし、わずかに見える木のテープも暗さでどんどんわかりにくくなってます。

ビバークか・・・・・(ToT)

と覚悟しましたが、とりあえずこの急斜面では寝ること座ることもできません。
なんとかもう少し平らな場所まで下ろう。そんなに大きな山でも無いし、沢の音も下の方に聞こえてきてる、17:00までならギリギリ視界が利くから・・・と、体中痛くなりつつありましたが、さらに下降を続けました。

すると、狭い間隔で生い茂った杉の間に、白く横に伸びる1本のラインが・・・・・・


ガードレール!!!


車道うぅぃぇぁたぁぁぁ~~~~~~~  
(車道に出れた)


渡渉で川を渡り、車道への石の壁をクライミング^^;

17:10、二人はついに林道に出たのです。

なんとかビバークは免れました。車道なら暗くてもヘッデンの明かりで歩くのは問題ありません。
ただ、降りてきたら、右が大又川の上流である駐車場の方向のはずが、
何故か・・・
右向きに川が流れてる。。。。

んっと、

右が下流で左が上流。。。

えっと、、、

え?

なんで反対??


風、狐に騙されてるのか???

なんて考えましたが、すぐに謎は解けました。
裏側の沢に降りてきたのです。
前記事の×印、そこが風が降りてきた地点だったのです。下山予定だった大又は反対側。だから左右が逆になったんですね。

ということは、下流に向かって歩いて大又へ、そこから駐車場へ。
この辺りの話は普段から地図を読むのが苦手なアナタにはわかりにくいかと思いますが・・・(笑)

地図を見て計算。これから歩く距離、ざっと約8km(ToT)

トボトボと二人は歩き始めました。
歩き始めて10分ほどでヘッデンが必要なほどに日が暮れてきました。。
2kmほど歩いた頃でしょうか。明かりが・・・・
こんな山奥を歩いてると、ちょっとした人工的な明かりがほんとうにホッとするものです。
しばらく歩くと道沿いに小さな集落に出くわしました。大又まではあと1kmくらい。
そこから林道を約5km登るのか。。。

「なんとか20:00までには車までいけるよな」と言いながら歩いてますと、今度は雨が降ってきました(TOT)

ザックカバーをしてカッパを着て歩き続けてますと・・・

第一村人発見(笑)

暗くてよくわかりませんでしたが、たぶん40歳くらいの男性です。
「あの、すみません、大又川に出るのってもうすぐですか?」
なんて聞いてみました。。

『ああ、あと1kmくらいですね・・・・・って、おたくら、何してはるんですか?

要するに、登山道も無いはずのこの道を、登山者がどうしてこんな時間に下ってくるんですか?ってことです。。。

「お恥ずかしい。。。道を間違えてこの上流に下っちゃったんです^^; これから大又林道終点の駐車場に車を取りに行きます・・・」

く、車で送りましょうか??




感(┳◇┳)涙


18:20、風は無事愛車の元へたどり着いたのです。。。


温泉に浸かってようやく生き返りました。。よかったです。無事に帰れて(汗)


さて、何でこんなことになったか。
トレースがあったことから、同じように迷った登山者は少なくなさそうです。
原因は、池の祠の歩道です。
何処にも繋がってない歩道があるのですが、繋がってないとハナからは考えにくい立派な歩道です。

祠と歩道のところに、
「大又へのルートは看板の分岐まで戻る」と一言書いてあれば、誰一人迷わないでしょう。
迷ったときの基本である、「稜線復帰」が裏目に出てしまったことになります。
実際の登山道は稜線に復帰せず、真っ暗な杉林の中を突っ切るように下っていくルートなのです。

池の祠に立ち寄らなければ、迷うことは無かったでしょう。
でも祠がある限り、行こうとする人は少なくないはず。
そして祠に行けばルートが消えてしまう。
解らないからとりあえず稜線に戻る。すると登山道が現れる。
ホッとしてそのまま下る。
カラー杭もあり、間違いないと思ってさらに下る。
あり得ないほど難しい下降が待ち受けている・・・
日没までに下れなければ遭難・・・・

ちょっと錯覚を起こしやすい場所なので、あと一言だけ標記しておくのが望ましいと思います。。。と、地元村役場のHPにメールしておきます。。。。


以上。。。プチ遭難したような気がするのは気のせいでしょうか、今年初山行でした^^;
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Comment

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ひげ… 
高所の後遺症としては聞いたことないですけどね(笑)

>夕方になっても、お肌がツルツル

寒冷エステ?(爆)


ゴアの靴は・・・ 来冬から^^;
今年はたぶん雪山はあと2回か3回、
つま先まで覆うタイプのスパッツと防水クリームでなんとか凌ぎます。。。

秋に買って少し履きならして、年末年始の山行に使えればいいですね~
kaze | URL | 2007/01/25/Thu 08:40 [EDIT]
そうそう、時差ぼけもしつこいですが、
あと何故か髭か生えてこないんですよ。
(伸び方が、ものすごく遅い)

夕方になっても、お肌がツルツル。
変な気分です。
高所の後遺症か?

靴は寿命がありますから、適当な時期に買い換える必要はありますよね。
愛着があるので時期が難しいと思いますが。

でもゴアは良いですよ~。(悪魔の誘い)
ただの風ファン | URL | 2007/01/24/Wed 21:48 [EDIT]
>多少時差ぼけがあります(涙)

これまた、しぶとい時差ぼけですね(笑)

雪山というほど雪がありませんでしたが、南アではプチ遭難では済まされないですからね^^;
今度登る予定してるルートは、南アの冬山ルートでは人気の高いところです。だから迷いはしないと思うけど、悩みはやはり「靴」ですね。
今までもあの靴で何度も厳冬期の北アをやってきたんですが、どうも「老朽化」からの限界がやってきてる気がしないでもなくんて^^;

GWあたりの残雪季にどこか一緒にやりましょう!
kaze | URL | 2007/01/24/Wed 08:49 [EDIT]
もう雪山登っているのですか!
自分はまだ多少時差ぼけがあります(涙)

南アではプチ遭難しないで下さいね。
ただの風ファン | URL | 2007/01/24/Wed 00:24 [EDIT]

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