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ああ、幻の仙丈ヶ岳・・・

2/10

午前3時起床。

夕べは花金(古っ)にもかかわらず、何処にも呑みに行かずに10時就寝。

「早く寝なきゃ」と思う気持ちがどうしても睡眠をさまたげてしまいます^^;
な~んかまどろんだだけで、全然すっきりしない朝?を迎えたわけです。

夜中、猫が外でサカリの声をあげておりました。普通は春によくあるんだけど、今年は暖かいからかこんな時季からさかっております。
猫め。。。(ーーメ)

窓を開けて、「シィッ!!」というと一旦は声がやみますが、しばらくすると激しい雄叫びのような鳴き声を連呼します。

このときばかりは欲しいと思いました。エアガンを。。 


4時出発。

一路長野県へと飛ばします。

中央高速伊那ICをおりたのが7時半。そこから約1時間で戸台という登山口へと到着です。

駐車場は広く、車も10台ほど停まっていました。
11-1.jpg

この辺りは標高役1000m、雪の少なさに驚かされます。

しかしいい天気。気温は7度。車の中にいるとぽかぽかと日が当たり、寝不足の風はまぶたの重力と戦っておりました。。


今日はベースキャンプ(以下BC)までの約5時間半の道のり。標高差は1000m程。

北沢峠の長衛小屋前でテントを張る予定です。
夏場は南アルプス林道が開通しているので、そこまで車やバスで行けます。
冬はそれが全線通行止め。大きな大きな南アルプスになるんですね。

前回のキリマンジャロでポーターに荷物を運んでもらうその楽チンさを味わってしまい、背負うザックの重いこと重いこと^^;
重量は18kgほどに押さえたんだけど、肩に食い込み、腰ベルトが骨盤に異様な圧力をかけてるように思っちゃいます。。。 ヘタレてるなぁ・・・(反省)

河原歩きを約3時間、目の前には南アルプスの稜線が見えます。ただしこれは長野側の前山、標高3000mの稜線はこの向こうです。
11-2.jpg


なだらかな河原歩きを終えると、今度は急登がはじまります。
八丁坂を45分でクリア、その後またなだらかな登りをさらに1時間ほど登ると南アルプス林道を横切ります。

15時、今日の目的地、長衛小屋前に到着です。
テントは5張り。一組が若い二人組パーティであとはみんな単独です。
さすがこの時期に南アルプスに入るだけあって、みなさんかなりベテランな雰囲気です。

雪を掘って壁を作ってテントを張ってようやく落ち着きます。
ほんとにいい天気だったので労せずここまでこれました。
ただし荷物の重さはかなり堪えました^^; 
夏山のテント泊とは随分違いますね。。。

豚汁を作りますが、なんとなく食欲がありません。。
寝不足で登ってきたため、風、めっちゃオネムです(汗)
でも、しっかり食べておかないと夜中に体が冷えてしまいます。
無理無理押し込みましたが、今度は吐きそうになって・・・(汗)

結局、焼酎のお湯割りを2杯ほど呑んで、少しビスケットなんかをつまんだだけでもう就寝することとしました。
トイレと水の補給をすまして、19時、就寝。

一眠りして一旦目を覚ましました。時計をみると23時。
4時間ほどはしっかり寝たみたいです。
このころから静けさを保っていた山が暴れ出します
風が強くなり、次第にテントが歪むほどの暴風となってきました。
さらに、気温が一気に下がり出します。テント内の結露もバリバリに氷り、風がテントを揺らす度に、バラバラっと氷った結露が落ちてきます。

堪忍してくれぇぇ~~」と独り言が飛び出します^^;

あまりに寒くなったので、ダウンジャケットを着込んで再び寝袋へ。
が、下半身が寒くて寒くて、特に足の指なんかは冷たすぎ。。。(ToT)

登山靴をとりあえず寝袋の中に入れておき、なんとか朝を待つように横になります。寒くてこれ以上は睡眠はとれませんでした。

夜が明けても暴風はおさまらず、さらに強くなってる気がします。

テントの中で朝食、相変わらず食欲はありませんが、なんとか詰め込みます。。

今日はここをBCにしてアタックの日、3000mの稜線まで登るわけですが、これはあまりに悪天候^^;
他のテントの人はどうするのかな??と思っていますと、とりあえず、お二人はアタックを取り止めて撤収して下山する模様。
あと3組はアタックに出発されるみたい。。。

風「上空は風強そうですね~ 30mくらいはあるんでしょうか」
隣のテントの人「30mで利くわけないでしょ~^^」
風「そ、そうですか・・・」
隣のテントの人「ほら、ここはまだ山あいだからマシだけど、あの雲、2500mくらいの高さだからね。それであの流れの速さだから、40m~50mくらいは吹いてるだろうね。」

と、撤収しながら教えてくれました。

また、これからアタックしようとしてる人とお話してみますと、

風「稜線はえらいことになってそうですね」
アタックする人「ですね~ ま、行けるところまで行って、引き返してきます。ま、樹林帯を越えたら立ってられないでしょうけどね^^;」

でも行くんだ・・・・

風も、「行けるところまで行ってみよう」という選択をとってみました。


なんでもいいけど、今回、足の指が異様に痛い。。。。


ザックをサブザックに変え、必要なものを入れて、靴を履いてスパッツを装着して、いよいよアタックです。

7:30 

(ごめんなさい、全然写真撮ってません・・・手袋を外せなかったので。。)

先行した人のトレースは、所々地吹雪によって消されています。
テン場から登山口まで夏道なら10分のところを30分もかかってしまいました。

最初は樹林帯の中をジグザグに登っていきます。
登り自体はまったく問題ない程度なのですが、頭上で鳴る風の音が恐ろしいくらいに強い。
しばらく登ると、足の指が激痛になってきました。キリマンジャロで軽い凍傷をやっちゃったので、毛細血管に血が通いにくくなってるらしいんです。
いつもより冷たくなりやすいので、不安に思っていたのですが、的中しております^^;

どんどん木が低くなってきて、暴風を体に受けるようになってきました。

登っているので、体はそこそこ温まっているのですが、立ち止まると一気に冷えてしまいます。気温、マイナス20度。

と、先行していた一人が、下山してきました。

風「どうされました?」

「いや、稜線にでたら風が強くて目も開けられない状況で^^;」

風「やっぱキツイですか・・・」

「キツイですね。がんばれば小仙丈付近までは行けそうなんですけどね、どうせ雪雲の中で何も見えないし、危ないし」

風「やっぱ雪雲の中ですか・・・」

「今なら、これから撤退して、BCを撤収して、駐車場まで下山できるかなと思って^^;」

風「たしかに(笑)」

「ということで、お先です!」

風「お気をつけて~」


5分後・・・・


「僕もアナタについていきまぁ~す(爆)」


ええ、ヘタレですよ?悪い?



この状況で登るリスクは高すぎる。今降りたら、夕方には温泉に浸かれる(輝)


ってことで、BCへ下りました。

撤収前、手袋を外しましたので、久々の写真、テントをパチッっと。。
11-3.jpg


なんですか、この中途半端な写真は・・・・とつっこみ入れないで下さい。ほんまに寒くてアングル考える余裕もなかったです。
テントの向こうに先ほどの人がいてたので、
写してしまうとココに載せれないですし(賢くなったなぁ~風^^;)

結局、先の人の下山開始からおくれること20分後、風も下山しました。


足の指は下山中の樹林帯に入ると少し痛みが和らぎましたが、感覚が無くなってきたのか??とけっこう不安でした。

ズンズン下って16時、駐車場に到着しましたが、
昨日汗をかきながら登ってきたこの河原の道、この日は強くて冷たい向かい風で辛かったです。鼻水が出ては乾き出ては乾きで鼻の穴付近がカピカピで・・・・^^;


風呂に足を浸けるとき、それは恐怖の瞬間でした。 

痛いのなんのって^^;

パンパンに赤く腫れ上がっていましたが、しっかりもみほぐし、なんとか血が通って凍傷は免れた模様。。(まだ少し痛みますが・・)


この時間から泊まれるところも無いだろうし、お金もかかるし、
とりあえず車で少し仮眠をとって、この日のうちに帰宅しました。

深夜に帰宅。

翌日(月曜)、快晴(ToT)


ま、こんなもんです。。

テントも寝袋もなにもかも、きれいさっぱり干して登山グッズ置き場に収納できました。
まるでこの3連休、何事も無かったかのように。。

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Comment

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あ、わかりました。

警告文よく読むと、

「届いているけれど、配達遅れたよ~」

と書いてありました。

英語は読む気がせん。
| URL | 2007/02/15/Thu 01:55 [EDIT]
未だに・・・トラックバックそのものの意味がよくわかっていなかったりす風なのですが・・・^^;

仙丈ヶ岳を紹介されてるHPがトラックバックに張られております。
これって・・・


僕^^;、


なんもせんでええの?(爆)
kaze | URL | 2007/02/14/Wed 09:19 [EDIT]
確かに、靴の老朽化は否めませんね・・・^^;

でも、あの日の状態では、もしいいゴアの厳冬期用の登山靴でも無理だったと思います。
もう少し上までは行けただろうけど、どうせ撤退は必至で、さらにBCに戻るのが遅れる分、もう一泊「行」のようなテント泊をする羽目になったかもしれないし(笑)

GWに北アの残雪を楽しみに行きましょうよ。
今年は雪が少ないからその頃にはもう雪崩も無いでしょう^^

>メール

Date: Tue, 06 Feb 2007 00:59:35

が、最後に届いたメールですが、それ以降送ってくださってます??
kaze | URL | 2007/02/14/Wed 08:31 [EDIT]
無事帰還おめでとうございます。

やはり、靴は新しいゴアですよ。

夏ちょっと蒸れるけど・・・


自分も月山で雪山練習して、一緒に雪山登れるよう努力します。

あと、話変わりますが、メール届いていますか?

delayで戻ってきてしまうんですよね。

hotmailと×××××は相性悪いのでしょうか???
| URL | 2007/02/14/Wed 01:20 [EDIT]
思いの外、過酷で・・・



けっこう、楽しかったです(笑)


またM度が増したのかな(爆)
kaze | URL | 2007/02/13/Tue 13:09 [EDIT]
かぜはんが、、風に降参する、、、、、

オモシロクありませんね、


凍傷になったらサイアクは切断でしたよね
短い足がさらに、、、、、(爆)


ひどくならなくてよかったね

のみたいモノ | URL | 2007/02/13/Tue 12:32 [EDIT]

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仙丈ヶ岳仙丈ヶ岳、あるいは仙丈岳(せんじょうがたけ・せんじょうだけ)は、赤石山脈(南アルプス)の北部にある標高3033mの山の名前である。北東に小仙丈岳(2855m)・南西に大仙丈岳(2975m)の小ピークを従え、さらに大仙丈岳の南側には、南アルプス中部の塩見岳に至る長大な  [続きを読む]
日本の自然を見つめる瞳 2007/02/14/Wed 05:24
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