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最近よく聞く「医師不足」
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こんな悲しい記事が今日も出てます。

7病院拒否、未熟児死亡=自宅で出産後、昨年11月-札幌
12月2日12時21分配信 時事通信

 札幌市内の女性が昨年11月に自宅で出産した未熟児が、7病院に受け入れを拒否され、新生児集中治療室(NICU)のない病院に搬送された後に死亡していたことが2日、分かった。同市病院局の野崎清史経営管理部長は同日午前、記者団に「誠に残念だ。大変申し訳ない」と語った。
 札幌市によると、女性は昨年11月15日深夜に自宅で未熟児を出産し、119番で母子とも救急車で運ばれた。女性は同市の掛かり付け病院に運ばれたが、医師が未熟児は治療できないと判断し、同市消防局指令情報センターが受け入れ先を探した。
 北大病院や市立札幌病院、道立子ども総合医療・療育センターなどNICUを有する5カ所を含めた7病院に「満床」「当直医が治療中」などを理由に断られた。通報から約1時間半後、NICUを備えていない同市手稲区の手稲渓仁会病院に運ばれたが、未熟児は搬送中に心肺停止状態に陥った。
 市立札幌病院が16日、受け入れ可能な状態となり、容体を照会したが、手稲渓仁会病院側は「動かせる状態にない」と回答。未熟児はその後に死亡したという。 


妊婦が病院たらい回しの末に亡くなったというニュースもたくさん聞きますが、新生児までが治療を受けさせて貰えずに命を落としました。

妊婦受け入れ拒否が大きなニュースとなった時、県の健康局長や果ては大臣までが口を揃えて言いました。

「医師不足」

しかし、その手だてとして聞こえてくるのは、「各病院間のネットワークを充実させるシステム作りが急務で・・・・・」という対策法が中心になってるみたいです。

何かおかしいと思いませんか?

どこの病院だって、本当は受け入れることができるのに、怠慢から「無理です」と言ってるわけではない。
いくら素早い連携を取ったところで、無理なモノは無理なはずです。

だって、救急対応できる病院の数、ベッドの数、医師の数の絶対数が足りてないという話が大前提にあるんでしょ?

特に、産科・小児科の医師不足は深刻らしいですね。

それは何故かという理由はひとつ。ハイリスクだから。

うん。これは頷ける。ハイリスクでしょう。訴訟問題に発展することだって多い。新しい命の誕生は誰もが大きな夢と希望を持って迎え入れるもの。そこに医療上の何らかのミスがあればそりゃ黙ってられないでしょう。

救急医療現場も同じ事が言えるそうです。
そりゃハイリスクでしょう。かなり緊急を要する患者が次々と運ばれてくるのです。人間ドッグでひっかかったおじさんが生活習慣の見直しをかけながらじっくりと治療していくようなケースとは違うのは当たり前です。


ところで、医療界には「ハイリスク・ハイリターン」という言葉は無いのでしょうか。

正直、同じ給料が貰えるのなら誰だってリスクが少ない部署を選ぶでしょう。

いくら「医師不足」と叫んで医者を増やしても、リスクの少ない現場で温々とやってる医者が増えるだけなんじゃないの?
と、率直な感想を抱いてしまうわけです。

例えば一つの方法として、
産婦人科や小児科、救急医療に携わる医師や現場スタッフには、今までの1.5倍の給料を保障し、その代わり、それら以外の部署の、比べると比較的リスクが少ないとされる部署の給料を下げるなんかして、
必要に応じて必要な医師の数の調整というものを、していくのがお偉いさん達のすべきことではないでしょうか。 僕、何か間違ったこと言ってるでしょうか。。


地方に医師が少なくなってるのだって、同じ事ですよね。

研修医が自由に配属地を選べるようになって、一気に地方に行く医師が減ったらしいです。

で、また「医師不足・・」なんて活字を目にします。

地方に配属する医師に、たっぷり給料あげてよ。都会で恵まれた研究環境で仕事できる医師の給料の5%くらいをそっちに回せば、絶対数の少ない地方医師はかなり優遇されてる状況を生み出せるんじゃないのかな。
また、地方の医師でもしっかりと研究できるような環境を作るために、それこそネットワーク作りをしていけばいいんじゃないのかな。
そうすれば、地方で頑張ろうかと思う医者も増えるんじゃないのかな。

都会の大学病院の内科医が多すぎるんでしょ?

そこが一番良い環境なんだったら、そりゃそこに人は集中するでしょう。そんなの当たり前でしょ


どんな仕事だって、ハイリスク・ハイリターンは原則。

それはローリスクローリターンと同列で実行されるべきで、誰に気を遣ってるのか、それを出来ないのに、いくら桝添さんが頭下げても、「対策を急ぐ」とうそぶいても、

何も変わらないんだろうな。

所詮人間は現金な生き物なんだから。

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Comment

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>高度医療は、金持ちだけ受けれるようになる

もう既にそうなってるような気が・・・・

いやいや、自分の健康は自分で守って、本当に高度医療が必要な方のために、健康保険を使わずに回せるように・・・・

なんてのが、現時点で健康な人間のすべき善意なんでしょうかね。

今年は歯医者に2回行っただけです^^; 
kaze | URL | 2008/12/08/Mon 16:01 [EDIT]
あと、お金の問題も大きいのではないでしょうか?

なぜ医者不足がおきたかというと、厚生省が医者数が過剰だと
制限する政策をとったわけで。
なぜ、そのような政策にしたかというと、健保の赤字解消をしたいわけで。

まあ、若者が減り、老人が増え、高度医療が発達し、
国民皆保険なら、健保は赤字になりますね。

人の命も金次第の世の中になっていくのかなぁ?
(高度医療は、金持ちだけ受けれるようになるという意味です)
H | URL | 2008/12/06/Sat 01:08 [EDIT]
いやいや、本当に崩壊しそうなお話なんですね。
自分はある程度健康で医者にかかるのは歯医者くらい。なので病院に行く機会すら少ないのでピンときてませんでした。

今の倍くらいのお医者さんがいれば個々に労働基準を満たす働き方ができるのでしょうか。
とすれば、土台無理な話ですよね。。

病気を予防して、生活を改善し、医者にかからなくていい身体を作ることを心がけるのが、一番の解決策という、そういう普通の話に落ち着くんですかね。。
kaze | URL | 2008/12/04/Thu 17:15 [EDIT]
残念ですが、今後もこういうことは増えることはあっても、減ることはありません。全国の医師たちは、過労死寸前で働いてくれているのですから。

今医師たちがほしがっているものは何かご存知ですか?

それは、まともな休日です。
たぶん医師たちは言葉を濁すでしょうけど、まともな週休2日が無理でも、せめて週休1日はほしいでしょうし、平日も出来れば睡眠6時間は切実にほしいと願っているでしょう。それらの休日や睡眠時間が確保できないのなら、次善の策で、給与を上げてくれ といっているだけなのです。

今次々に病院を辞めていっている医師たちは、本来なら医者の卵を現場で育てる人材でもあるのです。ところが、その貴重な医師たちが燃え尽きて続々と辞めていっているのです。 次世代の医師たちの技量の質は… 想像がつきますでしょ?

さて、医師達に適正な休日・睡眠を提供しようとするとどうなると思います?

我々患者たちは、医師に診て貰えない日が確実に出来てしまうということです。今のまま進めば、我々はなんとか医療の恩恵が受けられますが、子供や孫は医療を受けられなくなります。

子や孫に医療を残そうとすると、我々はイザという時に医療の恩恵を受けることを控えなければなりません。 どっちをとりますか?
崩壊を眺めるもの | URL | 2008/12/04/Thu 14:43 [EDIT]
コメントありがとうございます。おそらく医療現場で従事されてる方かな?と思われるコメントもいただきまして、嬉しく思います。
Hさんもありがとう。山以外の話するのは初めてかもですね(笑)

>次は内科と外科の人手不足が表面化するでしょう。

これは驚きました。僕の認識不足なだけの話といえばそれまでですが、全然こういう状況になってるなんて知りませんでした。
ということは、日本という枠の中で見て、医師の絶対数が足りてないということなんですね?
そっかぁ。。じゃあ、新生児や妊婦さんがああいう悲しい亡くなりかたするのも仕方がないのかなぁ。。。
ってそんな風には考えたくないけど^^;

通りがかりさんに、是非もう一度コメントをいただけるなら、

今のままでは、こんな事故、事例がどんどん増えるの?それとも、医療界では抜本的な対策を見据えて動いてるの?

僕ら医療に関するシロウトは、そこがやはり気になるのです。厚労省の会見を聞いてても、特に希望が持てませんから、僕らからいまいち見えない医療界(医師会ともいうのかな)がどう動こうとしてるか、気になりますね。
kaze | URL | 2008/12/03/Wed 08:53 [EDIT]
医師不足(看護師不足も同じですが)に関しては、あまりにも専門化しすぎることも原因の一つなんじゃないかと思ったりもします。
マンパワーも、単に数の問題ではなくて、質の低下も、、、という気がしないでもないですし、、、。
風さんのハイリスク・地方の医師に、ちょっぴり中央の医師の給料が回るシステムってのができれば、すごくいい案だと思います。^^
どうやったら、そういう場所に人間が行くのかって考えたら、それしかないですよね。誰だって、しんどいこと・責任の重すぎることは、したくないのが本音だもの。
ハイリスクな現場には、医療界を問わず、どんな職場においても給料は上げるべきだ!!!と切に思います。

かといって、今の時給下がったら、困るけど。^^;
さりー | URL | 2008/12/02/Tue 23:58 [EDIT]
いやいや
驚くほど現状を理解されていて、驚きます。すくなくともマスコミよりはまともに問題を捉えてらっしゃいますね。付け加えるとすれば二つほど。まず人が足りないのは産科だけではありません。今はまだ表面化していませんが、次は内科と外科の人手不足が表面化するでしょう。ちなみに都立病院では(これを知っていて)産科以外の給与を下げて産科の給与を上げたそうです。他の科が崩壊するのも時間の問題ですね。二つ目に大学病院の内科医はまったく余っていません。単純にそれだけのマンパワーが必要だからなだけです。絶対数が多いイコール余っているではないのですよ。あと医療環境はともかく待遇はまったく良くないし。
なんだか文句のようになりましたが、ブログ主さんの認識は(少なくともこの期に及んでもネットワークとか言ってる)桝添さんよりはるかに正しいです。
通りがかり | URL | 2008/12/02/Tue 22:43 [EDIT]
この問題の本質は、医師が刑事訴訟されることなんですよ。

民事であればお金の問題なので、給料で差をつければよいと思います。

ただ、危ない人を自分の病院では無理かもしれない。
けど周りに病院が無けので、自分が引き受けなければ必ず亡くなってしまう。
なので、善意で引き受けた患者が死亡したとき
引き受けた医師が刑事訴訟されたことで
日本の産婦人科が崩壊したそうです。
(なり手が無くなった。難しい患者はとらない等)

アメリカでも、医療事故で民事で訴えられることがあっても
刑事で訴えられることは無いそうです。(法律の違い)

人間なので、医療ミスはあると思います。
だけど、それを民事だけでなく、刑事責任を問うと
このような流れになるのは仕方ないのではないしょうか?

アメリカのように民事責任だけ問うようにした方が良いような気がします。
H | URL | 2008/12/02/Tue 20:27 [EDIT]

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