いい加減忘れてしまいそうなので、書くことにします。。。
三重県と滋賀県を南北に走る山脈。鈴鹿山脈。
鈴鹿サーキットが麓にあるのでも有名な、やまのぼらーにもファンが多い山脈です。
風も2時間以内でいける場所とあって、度々訪れたりするわけですが、
今回はGWの北アルプスから帰ってわずか4日後と、正直あんまり山登りする気にもなれない週末でしたが、嫁が以前から登りたいと言っていた鎌ヶ岳、ここは家族サービスと割り切ってのぼることにしました。
関西や中部の人なら知ってる人は多い、御在所岳。その横に鋭角にそびえるかっこいい山が鎌ヶ岳です。
昨晩から「登りに行こう」という話になってましたので、当日は朝早く起きて弁当でも作るのかな?と思いきや、風が目覚めたAM7:30、嫁、横で思いっきり熟睡中であります。。。。
ちなみに、先に言っておきますが、自宅から登山口まで車で2時間弱。登山コースは地図に載ってる標準タイムで往復5時間半。
日没までに下山という大原則を考えても、せめて9時までには出発したほうがいいんだけど・・・・・
と、思いながら「おーい、鈴鹿に行かんのか?」と一応目覚まし代わりに言ってみますと、
「いくよ・・・」
「ほな、もう起きんと・・」
「今何時?」
「もう8時前」
「何時に出たら間に合うん」
「9時」
「あっそ・・・・Zzzzz・・・・・」
というおかしな会話がありまして、どうでもええかと放っておきますと、嫁、9時前になって起床してきました。
結局いつも準備が遅い嫁、急かして急かしてやっとのこと出発。10時。
するとどうなるか。
ハイスピード登山ということになります(汗)
あ、ちなみに昼ご飯用のおにぎり(4つ)は、ワタクシが作りました。。
ではぼちぼち山の話をば。。
今回登山ルートに選んだのは、三岳寺という湯の山温泉の外れにある寺の前から。
お寺の境内を横切るように、まずは展望台とやらに登り、そこから全て尾根伝いのルートとなります。
こうして視界がひらけてくるのが、登山開始後1時間を過ぎてから。
えっと、実はこのあたりまでガンガンハイペースでかなりの急勾配を登りましたので、風、バテてまーす^^;
という状態でしたが、
この日は絶好調の風嫁、一点の迷いも無く遅れだした風を置いてけぼりに先行していきます。。
「勝手にしろ・・」と思いながらボチボチ登ってますと、携帯が鳴ります。
おお、こんな山奥でも電波届くんや、さすがは観光地御在所岳のお隣やな・・とか思いながら出ますと、
「もしもし、ドコモショップ○○店の△△ですが」と女性の声。
修理に出していた携帯電話が直ったのでとの電話でした。このときは代替え機。
歩きながら一通りの話をしまして、携帯電話をザックに入れて、再び歩こうと思うと・・・・・
ん?一旦下るのか。。そうか。。。あれ、道細いな。。。。うわっ、きついなこれ、難度高くね?
え・・・・・・
これって尾根沿いからめっちゃ外れてる・・・・^^;
見事に獣道に入ってましてさっきドコモのねーちゃんとしゃべってた地点まで戻りまして、
これでさらに嫁との差が開いたことになりまして・・・・
日没の心配もあるし、あまりに待たせるとまた怒られそうなので、ちょっと気合いを入れ直して再びハイスピードで登り始めます。。
結局頂上に着くまで、嫁には追いつきませんでした。言い換えると、途中で待つ気は毛頭無かったようです。
到着すると、いましたいました。
一人勝手に黄昏れておられました。。。
「お疲れ~~~~」と声をかけますと、
「ちょっと!お茶!!!」
え???
「おまえ、持ってへんの?」
「うん」
「なんでやねん」
「だって、あんたが用意してたから、いらんかなって。もう、どうでもええからはよちょうだいって。のど乾いてんねん!」
「いや・・・そんなこと言うても、俺も1Lしか持ってきてないからやな、ちょっとずつ飲んでたけどもう残りすくないねんな、これが・・・」
「私そんなにのまへんから」
「そ、そうね・・・」
と渡します。確かに、少し口に含む程度でしたが、
おねーさん、山に登る時に水筒は必需品ってことくらい、小学生でも知ってるからね・・・
意外にこの日は暑く、さらに思ったよりガッツリした登りのルートだったので、実は自分自身も1Lでは到底足りない状態でした。その後は残りを二人で少しずつ分けながら下りましたが、やっぱり最後は全く足りず。
結局乾きまくった状態で二人とも下山する羽目になったわけですが・・・・
伊勢平野。
武平峠方面から見た鎌ヶ岳。
そして帰りは鈴鹿スカイライン沿いに下ります。
これ、ちょっと目的がありました。
実は鈴鹿スカイライン、現在土砂崩れによって崩壊してまして、その復旧中のため通行止めなんです。
そのすぐそばを通る登山道ですから、どんな具合に土砂崩れしてるのかよく見えるんですよね。
なんて思いながら現地まできて、びっくりしました。
思いの外、エグイ。。^^;
すごいっすね。自然の力。破壊力。 人間は無力っす。。
というわけで、のど乾きまくって無事下山。
温泉に入って、
「我慢できん。ビール・・・・・・・・」
とつぶやく風に、
「ほな誰が運転して帰るん」
とごもっともなことを言われまして、ここで、「キミ」なんて言って、ビールを飲んだ日にゃ・・・・以下略
いいことを思いつきました。
「泊まって帰ろう、安い民宿で」
「は?明日仕事やし」
「よう考えてみ?ここ四日市やで。夕方は渋滞の名所の。今から帰ったら3時間ほどかかるやろ?」
「うん。だから?」
「泊まって、明日の朝、5時に出るねん。その時間なら1時間半で帰れる。ってことは6時半に帰宅。仕事には十分間に合う。どうせこの状態なら今日は飯食ってビール飲んでバタンキュンやし、寝不足にもならんやろ」
「まあ・・・・確かになあ。でも、宿泊代もったいないし」
「この下の○○ロッジなら、一泊2食で6千円台やねん。二人で1万2千円か3千円。」
「だから?」
「俺の定額給付金使ったるわい!
((~d=(`ヘ・)=b~))」
ということで、おいしく民宿のお料理を頂きまして、靴擦れと戦いながらお風呂も頂きまして、
長い長い、嫁孝行な一日を終えたのでした。。
さすがに旨かった脱水症状寸前で到着した後のビール、
でもかなり回りました^^;
三重県と滋賀県を南北に走る山脈。鈴鹿山脈。
鈴鹿サーキットが麓にあるのでも有名な、やまのぼらーにもファンが多い山脈です。
風も2時間以内でいける場所とあって、度々訪れたりするわけですが、
今回はGWの北アルプスから帰ってわずか4日後と、正直あんまり山登りする気にもなれない週末でしたが、嫁が以前から登りたいと言っていた鎌ヶ岳、ここは家族サービスと割り切ってのぼることにしました。
関西や中部の人なら知ってる人は多い、御在所岳。その横に鋭角にそびえるかっこいい山が鎌ヶ岳です。
昨晩から「登りに行こう」という話になってましたので、当日は朝早く起きて弁当でも作るのかな?と思いきや、風が目覚めたAM7:30、嫁、横で思いっきり熟睡中であります。。。。
ちなみに、先に言っておきますが、自宅から登山口まで車で2時間弱。登山コースは地図に載ってる標準タイムで往復5時間半。
日没までに下山という大原則を考えても、せめて9時までには出発したほうがいいんだけど・・・・・
と、思いながら「おーい、鈴鹿に行かんのか?」と一応目覚まし代わりに言ってみますと、
「いくよ・・・」
「ほな、もう起きんと・・」
「今何時?」
「もう8時前」
「何時に出たら間に合うん」
「9時」
「あっそ・・・・Zzzzz・・・・・」
というおかしな会話がありまして、どうでもええかと放っておきますと、嫁、9時前になって起床してきました。
結局いつも準備が遅い嫁、急かして急かしてやっとのこと出発。10時。
するとどうなるか。
ハイスピード登山ということになります(汗)
あ、ちなみに昼ご飯用のおにぎり(4つ)は、ワタクシが作りました。。
ではぼちぼち山の話をば。。
今回登山ルートに選んだのは、三岳寺という湯の山温泉の外れにある寺の前から。
お寺の境内を横切るように、まずは展望台とやらに登り、そこから全て尾根伝いのルートとなります。
こうして視界がひらけてくるのが、登山開始後1時間を過ぎてから。
えっと、実はこのあたりまでガンガンハイペースでかなりの急勾配を登りましたので、風、バテてまーす^^;
という状態でしたが、
この日は絶好調の風嫁、一点の迷いも無く遅れだした風を置いてけぼりに先行していきます。。
「勝手にしろ・・」と思いながらボチボチ登ってますと、携帯が鳴ります。
おお、こんな山奥でも電波届くんや、さすがは観光地御在所岳のお隣やな・・とか思いながら出ますと、
「もしもし、ドコモショップ○○店の△△ですが」と女性の声。
修理に出していた携帯電話が直ったのでとの電話でした。このときは代替え機。
歩きながら一通りの話をしまして、携帯電話をザックに入れて、再び歩こうと思うと・・・・・
ん?一旦下るのか。。そうか。。。あれ、道細いな。。。。うわっ、きついなこれ、難度高くね?
え・・・・・・
これって尾根沿いからめっちゃ外れてる・・・・^^;
見事に獣道に入ってましてさっきドコモのねーちゃんとしゃべってた地点まで戻りまして、
これでさらに嫁との差が開いたことになりまして・・・・
日没の心配もあるし、あまりに待たせるとまた怒られそうなので、ちょっと気合いを入れ直して再びハイスピードで登り始めます。。
結局頂上に着くまで、嫁には追いつきませんでした。言い換えると、途中で待つ気は毛頭無かったようです。
到着すると、いましたいました。
一人勝手に黄昏れておられました。。。
「お疲れ~~~~」と声をかけますと、
「ちょっと!お茶!!!」
え???
「おまえ、持ってへんの?」
「うん」
「なんでやねん」
「だって、あんたが用意してたから、いらんかなって。もう、どうでもええからはよちょうだいって。のど乾いてんねん!」
「いや・・・そんなこと言うても、俺も1Lしか持ってきてないからやな、ちょっとずつ飲んでたけどもう残りすくないねんな、これが・・・」
「私そんなにのまへんから」
「そ、そうね・・・」
と渡します。確かに、少し口に含む程度でしたが、
おねーさん、山に登る時に水筒は必需品ってことくらい、小学生でも知ってるからね・・・
意外にこの日は暑く、さらに思ったよりガッツリした登りのルートだったので、実は自分自身も1Lでは到底足りない状態でした。その後は残りを二人で少しずつ分けながら下りましたが、やっぱり最後は全く足りず。
結局乾きまくった状態で二人とも下山する羽目になったわけですが・・・・
伊勢平野。
武平峠方面から見た鎌ヶ岳。
そして帰りは鈴鹿スカイライン沿いに下ります。
これ、ちょっと目的がありました。
実は鈴鹿スカイライン、現在土砂崩れによって崩壊してまして、その復旧中のため通行止めなんです。
そのすぐそばを通る登山道ですから、どんな具合に土砂崩れしてるのかよく見えるんですよね。
なんて思いながら現地まできて、びっくりしました。
思いの外、エグイ。。^^;
すごいっすね。自然の力。破壊力。 人間は無力っす。。
というわけで、のど乾きまくって無事下山。
温泉に入って、
「我慢できん。ビール・・・・・・・・」
とつぶやく風に、
「ほな誰が運転して帰るん」
とごもっともなことを言われまして、ここで、「キミ」なんて言って、ビールを飲んだ日にゃ・・・・以下略
いいことを思いつきました。
「泊まって帰ろう、安い民宿で」
「は?明日仕事やし」
「よう考えてみ?ここ四日市やで。夕方は渋滞の名所の。今から帰ったら3時間ほどかかるやろ?」
「うん。だから?」
「泊まって、明日の朝、5時に出るねん。その時間なら1時間半で帰れる。ってことは6時半に帰宅。仕事には十分間に合う。どうせこの状態なら今日は飯食ってビール飲んでバタンキュンやし、寝不足にもならんやろ」
「まあ・・・・確かになあ。でも、宿泊代もったいないし」
「この下の○○ロッジなら、一泊2食で6千円台やねん。二人で1万2千円か3千円。」
「だから?」
「俺の定額給付金使ったるわい!
((~d=(`ヘ・)=b~))」
ということで、おいしく民宿のお料理を頂きまして、靴擦れと戦いながらお風呂も頂きまして、
長い長い、嫁孝行な一日を終えたのでした。。
さすがに旨かった脱水症状寸前で到着した後のビール、
でもかなり回りました^^;
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Comment
堂々とビールを浴びたかっただけです(汗)
いろいろありがとうね。らっきさん。
いろいろありがとうね。らっきさん。
kaze | URL | 2009/05/25/Mon 08:30 [EDIT]
風さん、優しい^^
何はともあれ、夫婦っていいですね (´-ノo-`)ボソッ...
何はともあれ、夫婦っていいですね (´-ノo-`)ボソッ...
らっきちゃん | URL | 2009/05/24/Sun 23:10 [EDIT]
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