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考えよう、アルプス登山
 
それにしても気象庁さん。

今日の天気予報、


「北の風 くもり 昼過ぎ から 晴れ 所により 昼前 雨」


わからないのならわからないと言えよ!(笑)



まあ、それはおいといて・・・

先日にも書いた、昨今の北アルプス事情について。

耳の痛い人ほどちゃんと読んでください(笑)


いや、別に中高年の登山ブームを批判するつもりもないし、楽しく登ってる人に文句をつけようと言うのでもありません。

基本的に風は山は誰にでも楽しく登って欲しいと思っています。それくらい山は魅力的で美しくて、もっといろんな人にあの感動を味わって欲しいと思ってるんです。

現に、風は将来的にそれをサポートできる職に就きたいと思ってますし、その準備も小さな事からですが始めています。


太郎平を往復したに過ぎなかった今回の山行。

わずか二日間の間に見た中高年の10人以上で構成された団体さんの数。ツアーも含めて。

なんと、15

15ですよ、あの雨の中、ひとつの小屋へ向かう道中だけで。


それほど中高年(ここでは60歳以上という概念で話ししてます)の登山者が多い時代です。


当然、テント場にはほとんどこういう人はいません。単独か少数パーティ、多くても6,7人パーティが二張りに分けて張ってるくらいです。

必然的に、150名定員の太郎平山荘の中は、その大多数が中高年の団体さんの固まりがいくつかあると、そうなっちゃうわけですね。


8/7金曜日。我々は前日からの大雨に、翌朝の天気を期待しながら起床しましたが、残念ながら朝からもシトシトとふる雨。ときおり本降りになったり、小雨になったりを繰り返しています。

小雨のタイミングを突いて撤収し、ずぶぬれになった装備をパッキングし、なんとか小屋へと移動しました。

軒先のベンチで朝食タイムしてると、朝一番で薬師岳山荘より縦走してきたパーティが続々と到着します。

その中に30人超の中高年のツアー

これからさらに7時間近く歩く黒部五郎小屋へ行くとのこと。

狭い軒先のベンチとテーブル、当然、彼らが休憩でくつろぐスペースなどありません。

でも、我先にテーブルや椅子にザックを置き、行動食を食べたり飲んだり、いろいろしています。
わずか4テーブルしかない軒先の休憩スペースは一瞬にしてびしょ濡れに・・・

一人が私たちに声をかけてきました。

「これからどちらですか?」

「雲の平の予定ですが、たぶん、行かずに下山します」

「どうして?」

「雨だから。下りて温泉に行きます^^;」

「ふ~ん・・・・・・・」


解せない様子でした。


「天気はどうなるんですかね~」

「今日は午後からさらに強く降りますよ。明日もややこしいです。明後日なら少しくらい晴れ間が出るんじゃないかな?」

「へぇ・・・・・・、じゃ、温泉に行く方がいいかもね」

「ですね」

「でもね~ ツアーだから・・・・」


と、こんな会話していたのですが、

こうしてしゃべってるおばさんは、まだいいんです。元気だし、こうやって外の登山客から情報を仕入れようとする姿勢があるから。

中には唇を紫色にして青ざめた女性もいます。この人がこの雨の中、北アルプスの稜線をあと7時間歩くことに何の意味があるのか、真剣に考えてしまいます。

もしこの人が歩けなくなったらどうするつもりなんだろうか。
ガイドリーダーとおぼしき男は60歳は軽く超えた小柄でよくしゃべるおじさん。
サブガイドはたぶん3人か。

一人が歩けなくなるということは、その他の人もそういう状況にかなり近づいているということ
歩けなくなった人に対応するのに一人。 一気に10人近くの足が止まったらどうするつもりなんだろうか。

ガイドツアーじゃない中高年の団体にしてもそう。

あなた達は山岳部でも山岳会でも無い。何かの時にお互いでフォローしあう訓練を積んでいないのです。

日本人気質で、団体だと気が大きくなる。でも、しんどくてもしんどいと言いにくいし、みなさんに迷惑をかけてはいけない


そんな心境が今までどれだけの事故を起こしてきたか、どうして学習されないんだろう。


ここを読んでる登山をする人もそれなりにいると思います。

どうか、風の推奨するスタイルを取り入れてもらえないでしょうか。

別に、単独で登れとか3人までにしろとか言ってるわけじゃありません。


まず、10人近くになる団体登山となる場合。

その中で少数グループを組んでください。

10人なら、 4・3・3 とか。

各グループに信頼できるリーダーを一人ずつ入れること。

素人10人を束ねるリーダーなんて、いません。島崎三歩でも無理です。

一人に何かあった場合、それはその後リーダー不在を意味します。そうなれば、全員下山しなければなりません。しんどい人はそれを避けたいと無理します。足が止まった時には手遅れです。

また、10人で行くのにその中に3人も信頼できるリーダーを擁せない場合、
経験・実力が上から数えて3人目の人が、「ここならリーダーとして行っても大丈夫」という山とルートを選びます。
そこが、そのパーティが行くことのできる最高値の山行となります。

そしてもう一つ大事なこと。
10人全員で一緒に歩かないこと。それと、無線を持つこと

10人以上が一緒に歩くということは、そもそも誰かがどんな形であれ無理をしています。
歩くペース、休憩のタイミング、
これは体力を温存するのに非常に事なことです。
それを守るために、

登山口解散、山小屋集合

として、各グループの状況は無線で連絡をとりあえばいいし、

何かがあればグループ毎で別行動をとればいい。手前の小屋でストップして泊まりますとか、
けが人が出たので引き返しますとか、
そこに信頼できるリーダーが一人いるんだから、グループ行動がとれるはず。


わかっていただけますでしょうか、意図が。

要するに、連れられ登山してる人が多すぎなんです。

自分で行ける人が、せめて3人に1人でもいれば、もっと身の丈に合った山行になるはずです。

花の名前はやたらとよく知ってるけど、天気図は全く読めない。地図もうろ覚え。装備はあるけど使いこなせていない。
体力やバランス感覚も乏しい。

そんな人たちが何十人もいて、怖くないですか? 

僕は経験者として、同行したくないです。何かあれば責任の所在が経験豊富な人間に向きますから


長々と書きましたが、団体パーティはこれからも増えると思います。それだけの需要があるんだから、供給する側も出てくるでしょう。

だからこそ、


団体パーティは少数グループ制に!


これを是非考えて欲しいです。 
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Comment

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ガイドにリードしてもらうことは、悪いことじゃないんです。
それで自分の経験を広げるのは誰もが通る道だと思いますし。

ただ、「リードしてもらう」と、「連れて行ってもらう」は違うかと。

まあ、たしかにエルさんは団体登山は似合わないな(笑)

僕でよければリードはしますので、また機会があればご一緒しましょうね^^

>とにかく、体力をつけておこうっと・・^^;

ですね。そこはぬかりなく^^
エルさんは足首がとても強いで今のままガンガンバドをしてれば大丈夫ですね^^
kaze | URL | 2009/08/11/Tue 14:55 [EDIT]
ずいぶん沢山のパーティーが入っていたんですね!
たぶん団体ツアー登山はしないと思うけれど、
自力では行けない山でも、ガイドにリードしていただければ、
夢が叶えられるんじゃないかという思いが、頭を過ぎります。
とにかく、体力をつけておこうっと・・^^;


| URL | 2009/08/11/Tue 14:31 [EDIT]

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