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ブームの怖さ
IMG_0348.jpg

中高年の登山ブームに、「点の記」ブーム。

それに史上初の秋の5連休なんてのがかぶり、えげつない混雑となっていた立山・剱界隈。


混んでいるとは思ったけど、あんなにえげつないとは思ってもみませんでした。


室堂には観光客がわんさと押し寄せ、その1~2割が登山(ハイキング含む)者ですが、それでもその数が一斉に登山道を登れば行列になります。

一の越から雄山までは渋滞に次ぐ渋滞だったとか。

とは言え、立山はもはや「山」では無く「観光地」と言ったほうが正しい場所でしょうから、それはそれでいいのです。
観光地はやはり賑わった方がいい。

でも、

劔岳は「観光地」ではなく、「アルプス屈指の難易度を誇る岩壁の山」です。

ごっちゃにして来てる登山者の多かったこと。 ゾッとしました。


メディアのほうでも報道されたのでご存じかと思いますが、20日に50代女性がお一人、劔岳で滑落してお亡くなりになられてます。
カニのよこばいでの事故。

その他にも不幸な結果にならなかったものの大きな怪我から小さな怪我まで、へりは一日中飛びっぱなしでした。

帰りに剱沢の小屋番とちょっと話したのですが、とにかく人と事故の多かった連休。
事故はそのほとんどが一般ルートの剱へ向かう岩場。いわゆる「核心部」とされるところです。


持論ですが

核心部と呼ばれる部分が存在するルートにて、そこで事故を起こすってことは、不注意でもなんでもありません。
そこをクリアできる技量(体力面も含めて)が無かった人が、そこを通過した結果だと思います。

もちろん、たてばいやよこばいなんて楽勝でクリアできる人が、なんでもない所で滑落したりします。
これは不注意がほとんど。
人間である限りこれはある程度仕方がないとしても、

上に挙げたバージョンは事前に避けるべき。だって、起こるべくして起こった事故でしょう。

一昔前は・・・

テストというものが存在してませんでした?

目標を立てて、そこに行くための練習とテスト。

たとえば、南岳~北穂高岳を結ぶ大キレットに行きたい。だから、その前にあちこち行って技量を確かめて。
大キレットに行けたから、今度は劔岳へ登ってみよう。
3つのキレットにトライしよう。
体力を付けて、長期縦走にトライしよう。


なんか今って、そのプロセスがざっくり抜け落ちてる人があまりに多すぎやしないか?


「行きたい」という思いを持つのはけっこう。
でも、絶対に、
単独でも行ける自信はある場所 
そこに行ってほしい。上級者やガイドに連れられて行くにしたって。

「自分一人では(またよく似たメンバーで)絶対無理だけど、ベテランの人がいるから」

このセリフ、耳が腐るほど聞いてます。山の中で。


「今すぐ荷物をまとめて下山しろ」


って心で叫んでますけどね^^;


この手の話題は度々書いてますが、書いても書いても書き足りないくらいに、ヤバい状況と化してますね。メジャー山域では。


頼むからさあ、

北アルプスに2泊以上で来るんなら、せめて10kmくらいは楽にジョギング出来るとか、

腕立て伏せがきっちり出来るとか、フルスクワットが100回できるとか、


そういう体力的なガイドライン、


それと、事故の多いルートは、「上級者向け」なんていう表示じゃなく、「一般登山者通行禁止」とした上で、「死んでも知りませんよ」と一言書いてもいいくらいじゃないかな。


安全には安全を期した上で(それが過ぎて撤退ばかりしてるヤツもいますが・・・^^;)、楽しんでる登山者にとっては・・・・

山のやっかい者ですからね。まっさらで高価な海外一流メーカーのウエアにすっぽり包まれてしまりの無い身体つき、歩き方はド素人で足下ズルズル滑らせて、小屋では我が物顔の団体様、体調不良がいても見て見ぬ振り、どこでも両手にストックでカチャカチャカチャ、

なにも剱に来なくても、穂高に来なくても、

転けても落ちない道はたくさんあるのに



あ、ちなみに!


我々が撤退を決めた22日、雨の降る朝。

仙人温泉小屋の方へ、へりが飛んでいきました。仙人峠にいたのですが、居合わせた人達と、

「なんだろ?仙人湯のほうへ行ったよね。雲切り新道で滑落でもあったのかな?どこで落ちるんだ?」

なんて会話がありました。

後に真砂沢ロッジ通過する時に聞いたのですが・・・・・


あの、定員を遙かに超えたギュウギュウ詰めの山小屋の中で、


新型インフルエンザで発症し熱が40℃を越えたという人が出現したらしいです^^;


同泊した小屋内の人やスタッフは戦々恐々だったらしいです。。。。


そりゃそうですよね。。


某小屋のスタッフ、


本気で怒ってましたよ


前日まで全く何の兆候も無かった人間が一日で40℃の熱は出ないだろう。きっとその人は「ちょっとおかしい」と感じていたハズ。なのに登って来るなんて、呆れて物が言えない。山小屋がどういうところか分からずに来たのか、それとも、本当の大馬鹿か。


世間では若者のモラルやマナーが社会問題だとか言われてますが、

若い子達はとてもマナーいいし、地図もよく読めてるし、情報収集もしっかりやってます。

山の上では、確実に、50代~60代の方々のマナーが一番悪いですよ。

もちろん素敵な紳士淑女もいますし、僕は最近、出来るだけそういう人しかいないルートを選びたいと考えてます。。。^^;

裏剱は、そっち系でした。けっこうお気に入りです^^
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Comment

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いい、いい、富士山なんて別に行かなくとも。
東海道新幹線から見てるのが一番いい山だよ^^

もっと手軽に、もっといい景色を拝める山なんてわんさかあるよ。

あーちゃんは日常的にバドやってるから、同年代の女性よりは体力はあるはず。
山歩きに慣れたらいろんなところが可能になるよ。

ま、富士山程度なら今すぐでも全然登れると思うけど^^;
kaze | URL | 2009/10/01/Thu 14:10 [EDIT]
体力がないので、、連れてってもらえない富士山、、

でも、、いつかは行きたい、、、

でも、、どんどん、体力はなくなるわけで、、、、、、


どこかで踏ん切りをつけないと、、、行けなくなるよね!!^^
あー | URL | 2009/10/01/Thu 13:56 [EDIT]
静かな山に戻った時、安全とマナーがきちんと確立された素敵な場所になってることを願います。

>若い頃に山に憧れた人達が多いんですよね

なんで憧れたのか。それは行こうと思っても簡単に行けない場所だったから。
それは今も変わらない。

ちょっと、整備されすぎたかな。メジャーな山の登山道は・・

>by山は遠くから眺めるもの派

遠くからでは見えない「眺め」というのがあるんですよ^^

バドやってる人は山登りに必要な体力を備えてます。いっときますか?(笑)
kaze | URL | 2009/10/01/Thu 08:55 [EDIT]
何年か後には
今のブームを担っている年代がさすがに行けなくなる

また

静かな山に戻りますよ


今のブームの年代の人は
若い頃に山に憧れた人達が多いんですよね
アルプスはそんな人達の夢なんだろうな


by山は遠くから眺めるもの派

でえる | URL | 2009/09/30/Wed 20:17 [EDIT]

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